加入する保険のタイプにもよりますが、基本的には次のような項目の「一部」が補償されます。

  • 一般医や専門医による病院での治療費
  • 入院費
  • 診断料
  • 事故による負傷
  • 虫垂炎治療
  • 扁桃腺やアデノイドの摘出
  • 手術による親知らず摘出
  • ひざや肩の再構築手術や検査
  • 緊急の場合の救急車搬送

あと、年間の最低自己免責額が決められている場合もあります。例えば、ある保険会社では、自己免責額は大人一人当たり300ドル(扶養家族の子供の場合は免責額なし)という規定があるので、その金額に満たない費用は自己負担で、300ドル以上になった場合のみ、補償内容に基づいて一部補償が適用されることになります。子供さんの場合には免責額の設定はありませんが、補償額はその都度治療等の補償内容に基づいて決定されます。

オーストラリアでは医療費がとても高く、OVHC保険の補償も一部のみです。また、疾病等の内容によっては保険開始後、更に待ち受け期間(2ヶ月~12ヶ月)が必要で、すぐに補償ができないこともあるので、できれば、万が一のときのためにも、渡豪前に別途、海外留学旅行保険に加入されておいたほうが安心です。