西オーストラリアの公立小学校には制服(ユニフォーム)があります。制服と言っても、そんなに堅苦しいものではなくて、一般的にはポロシャツにキュロットの半ズボン、冬にはジャンバーに長ズボンと言った感じです。女の子だとミニスカートやスコート(前から見たらスカートに見えるけど実はキュロット)、プリーツ・スカート、低学年の女の子だとワンピースがある学校もあります。高学年の女の子は、キュロットやスコートが多いようです。ユニフォームの色は、赤、青、水色、黄色他、学校や学年によってもいろいろ違います。また、ユニフォームには学校の校章や学校名がプリントされています。
それから、日差しがとても強い西オーストラリアでは帽子は必需品で、学校指定の帽子をかぶります。学校によっては「No hat, no play.」(帽子がなければ、外で遊べない)というポリシーもあるほどです。
あと、指定のカバン(リュックサック)もあります。もちろん、これにも学校名と校章がプリントされています。ただ、普通はテキストやワークブック、文具は全て学校に置いておくので、宿題が出たとき以外は、持ち帰るものはほとんどありません。なので、基本的に、カバンの中はお弁当だけだったりします。(笑)体に負担がかからないという意味では、軽いのが一番ですね。
学校では、上履き下履きの区別はないので、スニーカーや運動靴などの履きやすい、動きやすい靴であればたいていはだいじょうぶです。体操服も学校指定の校章入りのTシャツやトレーニングパンツがありますが、スポーツカーニバル(いわゆる運動会)の際にのみ着ることが多く、普通の体育の時間は学校のユニフォームのポロシャツと半ズボンでだいじょうぶという学校が多いです。また、数日のスポーツカーニバルのみに使うだけなので、わざわざ買わなくても普通の学校のユニフォームでだいじょうぶな学校がほとんどです。
夏場はサンダルでもOKという学校もありますが、プールのある時だけに限られていたりもします。学校の方針によっても違うので、その都度確認したほうが良さそうです。水着は学校指定のものもありますが、泳ぎやすい水着であれば、自分の持っている水着を使ってもだいじょうぶな学校がほとんどです。プールキャップは必要ないようで、いまだかつてつけているのを見たことがありません。必ずつけるものといえば、日焼け止めクリームでしょうか。日差しが強いので、必需品です。
あと、年に数回、フリー・ドレス・デーやファニー・ハットデーというのもあります。フリードレスデーは、何でも好きな格好で学校に来ていいよ!という日で、普通の私服や、低学年の女の子の場合には、パーティードレスとか妖精やお姫様ドレスを着てきたりすることもあります。ほんとに、何でもOKなんです。面倒くさいや。。。という場合や、忘れてた!という場合には、いつものユニフォームを着ていってもだいじょうぶです。
ファニー・ハット・デーというのは、おもしろい帽子をかぶってきていいよ、という日です。自分で作った帽子、親と一緒に作った帽子、既製品のパーティー帽子やピエロ帽子など、みんないろんな帽子をかぶってくるので見るだけでも面白いです。左の写真は、初めてのファニー・ハット・デーにかぶっていった、子供と一緒にカブトに色紙をちぎって貼り付けた帽子です。
他にも、多民族国家を祝うハーモニー・デーには、シンボルカラーのオレンジのシャツを着てきてください、とか、緑を大切にしよう週間には緑のシャツを、クリスマスには、クリスマスカラーの赤や緑のシャツにサンタハットやトナカイのカチューシャをつけていったりと、ユニフォーム以外の服を着ることも結構あります。