簡単に言うと、留学生や保護者の健康保険は医療費の一部のみの補償。海外留学旅行保険は、医療費全額補償に加えてその他の補償の範囲が広い、という点が大きな違いです。
留学生健康保険(OSHC)
学生ビザ保持者に加入が義務付けられているオーストラリアの健康保険です。(観光ビザには必要ありません)
長所
保険料が安価。
入院費や治療費、処方箋などの医療費の一部が給付される。
オプション保険(エキストラカバー)に加入すれば、一般的な歯科治療や処方メガネ・コンタクトレンズ、理学療法などの費用の一部も給付されるようになる(2~12ヶ月程度の待機期間あり)。
短所
保険の給付は医療費だけが対象なので、それ以外は給付の対象にならない。
医療費の給付限度額がかなり低いので、病院にお世話になった場合には、結構な出費になる。
海外ビジター健康保険(OSVC)
学生ガーディアンビザ保持者に加入が義務付けられているオーストラリアの健康保険です。(観光ビザには必要ありません)
長所
入院費や治療費、処方箋などの医療費の一部が給付される。
短所
保険の給付は医療費だけが対象なので、それ以外は給付の対象にならない。
医療費の給付限度額がかなり低いので、病院にお世話になった場合には、結構な出費になる。
保険料が高額。
海外留学旅行保険
海外に留学する人、あるいは旅行する人のための保険で、上記の留学生健康保険(OSHC)に比べると補償の範囲が広く、補償額も大きいです。
長所
通常、入院費・治療費・処方箋などの医療費は全額支給で、上限の制限もないので、小さな病気や怪我でも、万が一の大きな病気や怪我でもお金の心配がいらない。
保険会社によっては、病院で実際にお金を払うことなく、キャッシュレスで受診できたり、日本語通訳が受けられたりする。
保険の補償範囲が広く、医療費だけでなく、怪我や病気による緊急帰国・後遺症・死亡・家族の渡航費用、他人への賠償、現金や持ち物の盗難や破損、手荷物や飛行機の遅延、捜索救出などに必要な費用が保険で補償される。
短所
保険料は、留学生健康保険に比べると割高ですが、海外ビジター健康保険と比べるとかなり安い。
※海外留学旅行保険については、保険会社によって補償内容が大きく違うので、補償の対象や補償金額等をしっかり確認した上で加入されることをお勧めします。