子供さんの年齢や性格、そして子供さんと親御さんがどれだけ早く環境に馴染めるかによっても違ってきますが、これまでの傾向から見ると、平均6ヶ月前後、早ければ2-3ヶ月、少し時間がかかる場合は9-12ヶ月程度で学校生活には支障のない程度の英語力が身についているようです。

小学校の集中英語コースの受講期間も半年または1年間までとなっているので、やはり目安としては最長1年程である程度の英語力が身につくと考えて良いと思います。

また、集中英語中コースの受講の有無によっても、英語力の上達の早さが違ってくることもあります。

例えば、ある子供さんは英語コースは受講せずにすぐに一般のクラスに入って、もう1人の子供さんは英語コースを受講してから一般のクラスに入ったところ、最初のころはどちらも英語ができない状態で入学したのですが、英語コースを受講しなかった子供さんは、英語環境に慣れるのも早く英語もどんどん積極的に話せるようになってきていた半面、英語の基礎力ができていなかった分、曖昧な点が多くてなかなか英語に自信が持てなかったのに対して、英語コースを受講した子供さんは最初こそゆっくりペースで大丈夫かなと心配になるほどだったのですが、日を追うごとに着々と英語の理解を深めていって同時にだんだん自信もついてきて着実に上達していった、というケースもあります。

小学校のPre-Primaryに留学した子供さんは、入学時は英語はほとんど話せませんでしたが、一般のクラスに入学して10週間も経たないうちにネイティブ並みの英語力と発音を身につけたというケースもあります。

他にも、小学校の5年生から留学した子供さんで、英語コースは受講せずに一般のクラスに入学したところ、小学校の2年間である程度の英語力は付いたものの、英語に自信が持てずにそのまま現地の中学校に進学したら、英語が難しすぎて授業についていけず、英語コースのある学校へ転校して、ようやく一般のクラスの勉強が軌道に乗ったというケースもあります。

もちろん、個人差もあるでしょうし、長期的に見てどれが正解というのは一概に言えないとは思いますが、自信が持てるかどうかというところが英語上達の大きなカギになっていることは間違いないと思います。なので、留学中は、日頃からいろんなことに積極的に参加して子供さん同士の交流の機会をたくさん持つよう心がけることも英語力を伸ばすという点でとても大切なことだと思いますし、それが自信にもつながってくると思います。